失語症・高次脳機能障害者やその方の家族から「言語聴覚士がいないのでリハビリができない」という声を多々聞くようになる。オンラインで言語リハビリを行うことを考える。当時は言語聴覚士から「できるわけがない」と批判の声が多かったが、欧米ではすでに「オンライン」の論文が出ていたため、可能性を感じるようになる。
三菱財団社会福祉研究助成金を得て、10か月の研究を計画。「テレビ会議システムzoomを用いた失語症者向け言語療法の効果と問題点について」というタイトルで、10名の失語症者に対し5名の言語聴覚士で研究を開始。
コロナ禍の中で細々と活動を開始。Webサイトにて情報を見た方から連絡があり、3人目はなんと87歳のおばあちゃんだった。また、年末に「大阪健康有望ビジネスプランコンテスト」にて特別賞を受賞。